【連載】池悦子先生からのメッセージ 人生を輝かせるヒント〈今月のテーマ:アクセサリーの上手な使い方〉
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コロナとの付き合い方が変わり、外へ出かけることも多くなった今日このごろ。久しぶりにおしゃれをする機会も増えてきて、より前向きにおしゃれを楽しみたいと感じている人も多いのでは。そんな時、服を新調するのもいいですが、せっかくなら、プラスアルファのアイデアやテクニックを身につけて、おしゃれそのものの幅を広げるのもひとつの手。そこで今回は、これまでの取材でもたびたび話題に上っていた池先生のアクセサリー使いに注目!自由な発想をベースにした、華やかで大胆かつ繊細なアクセサリー使いの秘訣を教えていただきます。
【読者プレゼント】
池悦子先生が書いた直筆色紙を1名様にプレゼントいたします。詳細は記事の最後をご覧ください。
池悦子プロフィール
1970年から86年まで、宝飾品から家具・インテリア雑貨・紳士&婦人ファッションまでの、海外のラグジュアリーブランドを集積した高級専門店の営業企画室に勤務。1986年に部下と共に、株式会社アイアンドエムを設立。ハイグレードなライフスタイルを提唱し、執筆・講演・イベント企画・マーケティングなどの業務を遂行。2012年、大東文化大学書道研究所 書道教授者資格認定試験合格。漢字・仮名ともに『名誉成家』(最高位)取得。2014年から書道サロン『書便り俱楽部』主宰。本媒体のロゴも手がける。
今月のテーマ「アイデア次第で楽しみ方が広がる——アクセサリーの上手な身につけ方」
バッグも靴もスカーフも、すべてアクセサリー
アクセサリーには、2つの役割があると思います。ひとつは、オケージョンの演出をするもの。もうひとつは、自分自身の“服”にするために欠かせないもの。その中でも、今回は、自分自身を表現し自分のスタイルを作るためにアクセサリーをどう考え、どう身につけるかのお話をしたいと思います。
アクセサリーは、服との関係でいえば脇役ですが、特に現代は、自分のためのオーダーメイドの服を着るよりも、プレタポルテ、つまり既製服を着ることが圧倒的に多い時代。AさんとBさんが同じ服を着ていたとして、ではどこで自分らしさを表現するか……それは、アクセサリーの合わせ方、使い方ということになります。
ここでぜひお伝えしておきたいのは、アクセサリーは、ペンダントやイヤリング、指輪といった装身具に限らないということです。バッグや靴や手袋、スカーフにメガネ、帽子はもちろん、今ならマスクチャームなどもその中に入るでしょう。ジュエリーだけがアクセサリーではありません。そう考えると、選択肢がぐんと広がりますね。
見極めるべきはバランスと“盛りすぎ”の感覚
具体的なお話をすると、例えば使い方。ネックレスは重ねてつけるとボリュームが出て華やかになりますが、その際、チェーンの太さが同じようなものを重ねないこと。同じような長さのものではなく、長いものと短いものを組み合わせること。そうすると、バランスが取りやすくなります。
花やハート、星といったモチーフものは、自分のイメージに合うものを選ぶのがコツ。「私にはハートは似合わない」とモチーフそのものを敬遠するのではなく、その中でもどんな形、どんな色なら似合うのかを考えれば、必ず似合うものがあるはずです。
色であれば、ゴールド系でまとめたいと思ったときに、イヤリング、ネックレス、指輪だけでなく靴もゴールドにしてみる。それをやりすぎと感じるのなら、靴だけ少し外して別の色を持ってくる。そうした試行錯誤をしながら自分なりのバランスを見つけていくといいと思います。そのためには、顔まわりだけ、胸元だけを見るのではなく、必ず全身を見るようにすることも大切です。
いろいろ身につけることに慣れないと「ちょっとやりすぎかしら……」と不安になりますが、実はそのくらいの方が華やかに見えるもの。自分の感覚で“やりすぎ・盛りすぎ”と感じるところを、ぜひ探ってみてください。
また、服との関係でいえば、私は、襟つきのものを着るときにはドロップ型のイヤリングをしない、逆に襟元がすっきりしたものには大ぶりのイヤリングをつけるといった自分なりのルールを設けています。そうしたマイルールを持つこともおすすめです。
スタイルとは 言葉を使わずに 自分が何者であるかを 伝える方法(レイチェル・ゾー)
自分を表現・演出する大切なアイテム
アクセサリーは、自分を表現・演出するものと申し上げましたが、そのためにはご自身のキャラクターを知ることが大事。小柄だから大ぶりのものは似合わない、地味な顔立ちだから派手なものは似合わない……と思い込まないこと。客観的に自分はどういうふうに見えるのか、また、自分はどういうキャラクターになりたいのか、そこをしっかり意識し自分のスタイルを作りましょう。
また、みなさまの世代であれば、ジュエリーからスカーフまで、さまざまなものをお持ちだと思います。ご自分の手持ちのものをすべて並べてみて、どのように使えるかを、ぜひ考えてみてください。これは私のこだわりですが、好きで手に入れたものならば、余すことなくきちんと使いたいという気持ちがあります。実は、小学4年生の時に母に買ってもらったブリキ製のブローチを今でも身につけたりしているほどです。さらに、バッグのチェーンをネックレスにしてみたり、キーホルダーをペンダントチャームにしてみたり、組紐や帯留めをアクセサリーに見立ててみたり……本来の使い方とは違っても頭を捻りつつ活用しています。そして、それがとても楽しいのです。
アクセサリーもファッションも同じ。誰かの真似をするのではなく、自分に似合うものを追求すること。自分の感性を磨きながら自分を表現することを、思う存分楽しんでいただきたいと思います。
色紙プレゼント
池先生が書いた色紙を1名様にプレゼントいたします。
応募期間
2022年11月26日(土)18:00 〜 2022年12月26日(月)17:59
応募規約にご同意いただいたうえで、応募フォームから必要事項ならびに本企画へのご感想やご意見を記入してご応募ください。
*応募いただいた時点で応募規約に同意したものとみなします。
*ご当選者の方は次回の記事内にて発表いたします。(お名前またはニックネームのみを掲載いたします)
構成・取材・文/藤村仁美(vivace)
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