【連載】池悦子先生からのメッセージ 人生を輝かせるヒント〈今月のテーマ:少ない荷物でおしゃれをかなえる旅の装い〉 - even-if

【連載】池悦子先生からのメッセージ 人生を輝かせるヒント〈今月のテーマ:少ない荷物でおしゃれをかなえる旅の装い〉

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プレゼント

気兼ねなく旅を楽しめる日常が戻りつつあります。国内に海外に、目的地も旅のスタイルもさまざまですが、装いに悩まれる方も多いのではないでしょうか。自分らしいファッションで楽しみたいけれど荷物は増やしたくない、急にカジュアルすぎる格好になってしまう……そこで、旅の装いの楽しみ方から荷物の中身まで、旅慣れた池悦子先生ならではのコツやアイデアをご紹介します。

池悦子先生の旅の装い

池悦子プロフィール

池悦子先生の旅の装い

1970年から86年まで、宝飾品から家具・インテリア雑貨・紳士&婦人ファッションまでの、海外のラグジュアリーブランドを集積した高級専門店の営業企画室に勤務。1986年に部下と共に、株式会社アイアンドエムを設立。ハイグレードなライフスタイルを提唱し、執筆・講演・イベント企画・マーケティングなどの業務を遂行。2012年、大東文化大学書道研究所 書道教授者資格認定試験合格。漢字・仮名ともに『名誉成家』(最高位)取得。2014年から書道サロン『書便り俱楽部』主宰。本媒体のロゴも手がける。

今月のテーマ「旅の装いも自分らしく——少ない荷物でかなえるおしゃれ術

池流・旅ファッションのルール

旅先では、朝・昼・夜とで服を着替えるようにしています。例えば朝は、Tシャツとソフトパンツにカーディガンを羽織って朝食や散歩へ。昼は、Vネックのニットにパンツを合わせてお出かけ。夜は、昼と同じVネックを着つつ、合わせるアクセサリーだけでなく髪型も変え、華やかに装いディナーへ。特に夜は、シャワーも浴びて昼の空気をリセットすることも大切にしています。

一日3回も……と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それには理由があります。私の旅のモットーは、“非日常”を楽しむこと。そして、国内でも海外でも、その街・その雰囲気になじむ装いをすること。そのためには、事前に旅先や目的地の風土や文化、雰囲気を把握しておくことが肝心です。ラフな雰囲気の時にはラフに、華やかな場では華やかにすることで、旅の時間をより自分のものとして楽しめると思います。

旅の荷物は“身軽さ”が肝心

一日3回着替えるので、同行者からはいったい何着持ってきているの?などと聞かれることもありますが、私の荷物は少なくコンパクト。持っていくアイテムそのものは多くありません。

必ず持っていくのは、ジャケット(行き帰りに着ていきます)、パンツ、タンクトップ、袖のないミモレ丈のワンピースにストールやスカーフ。バッグは小さめのポシェットを荷物の中に忍ばせ、靴は、ウォーキングシューズ、フラットシューズ、光沢感のあるサンダルの3足を。アクセサリーは、往復路では普段使いのものを身につけ、旅先では大ぶりのものや華やかなものなど非日常ならではのものを合わせます。また、部屋でリラックスして過ごすために、ルームシューズ、パジャマ代わりのTシャツやスパッツも欠かせません。

必要なものを持ちつつも荷物は大きくしたくないので、パッキングも工夫しています。スカーフは風呂敷代わりとして別の荷物を包み、ディナーの際に活躍のポシェットの中には小物を収納。靴の中にはシューキーパー代わりにもなるストッキングや靴下を入れ、「ただ持っていく」ものをできるだけ作らないようにしています。余談ですが、意外とかさばりがちなハンカチや靴下、下着類やスパッツなどは、日数分を持っていかずに毎日洗濯することで荷物を減らすことができます。

組み合わせの工夫で何通りもの装いに

私の場合、コーディネートの基準になるのはジャケット。オレンジのジャケットならオレンジに合うパンツやワンピースを持っていくことで、セットアップ風にもなるので便利です。

タンクトップは、薄手でかさばらないうえに品よく肌を出せるため、合わせるもの次第で昼にも夜にも使えます。きれいな色を1着持っていくと、着こなしが華やかになります。

靴を3足持っていくのは、シーンによってはき替えるためです。日中の散策の際はウォーキングシューズでよくても、ディナーの席では避けたいもの。タイプの違う3足があれば、さまざまなシーンに対応できます。

あると便利な雨対策アイテム

旅先での雨対策として、折りたたみ傘を持っていくという方は多いと思いますが、加えてポンチョタイプでパッカブルのレインウェアがあるととても便利です。袖を通すタイプのレインコートでもいいのですが、荷物で両手がふさがっていたりすると着るのに一苦労します。その点、ポンチョタイプであれば上からかぶるだけ。また、荷物をポンチョの中に引き入れれば濡れることもありません。

「できること」が増えるより「楽しめること」が増えるのがいい人生。(斎藤茂太)

「できること」が増えるより「楽しめること」が増えるのがいい人生(齋藤茂太)

自分が心地よく、楽しく過ごせる装いを

これまでご紹介したほかにもたくさんのアイデアやコツがありますが、肝心なのは、旅先で「自分が快適に心地よく過ごせる」こと。いくら“非日常を楽しむ”といっても、ご自身に似合わない着こなしをしては心地よくないもの。もし、どうすればいいのか迷うようでしたら、ご自身が日頃お休みの時に着る服の延長線上で考えるといいかと思います。

日常のさまざまな事柄から解放されるのが旅行のいいところです。普段とは違う旅ならではのおしゃれを思う存分楽しみましょう。

色紙プレゼント

池先生が書いた色紙を1名様にプレゼントいたします。

池悦子先生の直筆の書

応募期間

2023年5月24日(水)18:00 〜 2023年6月24日(土)17:59

応募規約にご同意いただいたうえで、応募フォームから必要事項ならびに本企画へのご感想やご意見を記入してご応募ください。

*応募いただいた時点で応募規約に同意したものとみなします。
*ご当選者の方は次回の記事内にて発表いたします。(お名前またはニックネームのみを掲載いたします)

構成・取材・文/藤村仁美(vivace)

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