池悦子先生のココロに効くネット書道教室【第3回】
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書道サロン主宰の池悦子先生をお迎えし、毎月1文字を取り上げて筆を揮う様子をお届けする『ココロに効くネット書道教室』。第3回目となる今回は、今、多くの人々に特に必要なのではと先生が感じられている想いを、文字に託しました。
池 悦子
1970年から86年まで、宝飾品から家具・インテリア雑貨・紳士&婦人ファッションまでの、海外のラグジュアリーブランドを集積した高級専門店の営業企画室に勤務。1986年に部下と共に、株式会社アイアンドエムを設立。ハイグレードなライフスタイルを提唱し、執筆・講演・イベント企画・マーケティングなどの業務を遂行。2012年、大東文化大学書道研究所 書道教授者資格認定試験合格。漢字・仮名ともに『名誉成家』(最高位)取得。2014年から書道サロン『書便り俱楽部』主宰。本媒体のロゴも手がける。
今月の文字『和』
語源は『仲良くなる』
『和』は、なごやか、おだやか、ほのかを意味し、転じて仲良くなるという意味を持つようになりました。今、時勢的に、日本のよさはもちろん、もしかしたら少し欠けているところも世界中に示した状況かと思います。その中で、世界の人々と仲良くする、あるいはもっと身近なところでご家族、ご友人、会社のお仲間など、和ということを心に留めて接するといいのではないかと思い、この漢字を選びました。
こころの中で『和』を唱える
私が好きな言葉で『和顔愛語』という言葉があります。和顔=いつも笑顔を絶やさない、愛語=思いやりのある言葉という意味になります。私も長いこと人間をやっておりますが、やはり苦手な方もいますし、人見知りでもあるんです(笑)。そうした方とお会いするときは、「こんにちは」といいながらこころの中で「和」と唱えるんです。そうすると自然に微笑みが出てきますし、相手も微笑んでくれるんです。
日本の芸術の素晴らしさ
書道は6歳の頃から10歳まで続けていましたが、真剣に取り組むことを考えたのは、海外へ仕事で出かけることが多くなったことがきっかけです。日本のよさがわかるようになったんですね。日本の素晴らしさを体現できる何かを身につけたい……そう思い、還暦から改めて書道家の元で学び、教授資格を取得し、皆さまにお教えするようになりました。
皆さまへのエール
今回の『和』は、力強く書くことを意識しました。日本人としてもっと自信を持っていただきたい、そんな想いで書いたものです。また色紙の方は、丸の中に和の文字を書いていますが、この丸は日の丸を意識しています。『和』のつくりである『口』は躍動的に書くことで、私から皆さまへのエールを込めました。本当に、日本の伝統文化ってすごいんです。だから、皆さまにも自信を持っていただきたいと思っています。
色紙プレゼント
池先生が書いた『和』の色紙を1名様にプレゼントいたします。
応募期間
2021年8月4日(水)〜2021年8月31日(火)
応募方法
応募規約にご同意いただいた上で、応募フォームから下記の必要事項を記入してご応募ください。
*応募いただいた時点で応募規約に同意したものとみなします。
・本企画へのご感想、ご意見
構成・取材・文/藤村仁美(vivace)
〈前回までの記事はこちら〉
池悦子先生のココロに効くネット書道教室【第1回】
池悦子先生のココロに効くネット書道教室【第2回】