お嬢さん、こっそり教えて!vol.5 脱!“おばさんLINE”の作り方 - even-if

お嬢さん、こっそり教えて!vol.5 脱!“おばさんLINE”の作り方

Posted on.

今やコミュニケーションツールとして欠かせないLINEなどのメッセージツール。even-if世代にもすっかりおなじみですが、若い世代とのやり取りをする時に気をつけたいのが、メッセージの作り方。同世代でやり取りをする感覚で送ってしまうと、ちょっと読みにくいと思われてしまうかも……。そこで、今回は、より読みやすくてコミュニケーションを取りやすいメッセージの作り方を伝授します!

ちょっと読みにくい……と思われるメッセージの特徴は“長さ”と“絵文字”!

最近よく聞く『おじさん構文』。コミュニケーションを取ろうと頑張っている様子は見えますが、若い世代は読みにくさを感じているようです。

仕事でもプライベートでも、メッセージツールを使う機会が増え、若い世代とのやり取りも多くなっている中で、even-if世代としてもメッセージの作り方を今一度チェックしたいところ。今回はLINEを例に解説します。

文章の長さをチェック!

even-if世代は、長らくメールでやり取りをしてきたため、どうしても一度に長い文章を送ってしまいがち。また、手紙に慣れ親しんだ世代でもあるので、本題の前の“前文”を入れることが礼儀としても身についています。また、文章だけだと味気なさを感じたり、気持ちが伝わっているか不安……という気持ちから、絵文字も多め。

一方、若い世代は、メールよりもLINEなどのメッセージツールに親しんできたこともあり、まるで会話をするような感覚でやり取りをしています。一回で送るメッセージは短く、絵文字も少なめなのが特徴です。

ここがポイント!

ひとつの吹き出しにすべてを書くのではなく、ひとつの話題につきひとつの吹き出しにまとめると◎。一つひとつがコンパクトにまとまっている方が読みやすく、返信もしやすくなります。

文章の書き方にはそれぞれの癖だけでなく、流行りなども反映されているもの。慣れ親しんだ書き方が自然に出てしまいますが、文末がカタカナになっていると唐突な印象になることも。多用しがちな場合は、少し見直してみるとすっきりしたメッセージになります。

絵文字の使い方をチェック!

電話や対面でのコミュニケーションに慣れているeven-if世代は、表情や声から感情を読み取れないメッセージには、特に気を使ってしまうことも多い様子。冷たい印象にならないようにと考えて時間をかけた結果、絵文字をたくさん使ったメッセージになりがちです。

それに対し、若い世代はメッセージ作りに時間をあまりかけないので、選ぶのに時間がかかってしまう絵文字はあまり使いません。必然的に、文字がメインになるのが特徴です。

文章の中に絵文字を組み込んでしまう

ガラケーの時代には、絵文字を選ぶということが楽しみのひとつでもありました。携帯電話の味気ない画面に絵文字を加えるだけでメッセージがとても親しみやすく感じられたこともあり、その流れでLINEを使っている人も多いのでは。

ここがポイント!

メッセージの内容に合った絵文字を選ぶなら、文章の最後にポイント的に使うのがおすすめ。絵文字で文章がとぎれて見えることがなくなるため、一目で内容が伝わり、ぐっと読みやすくなります。

「!」や「?」マークを絵文字にする

世代間のギャップが一番出やすいのが、「!」と「?」が絵文字になっているパターン。メッセージがとても賑やかになりますが、少しインパクトが強い印象です。

ここがポイント!

「!」や「?」を絵文字にしないと、ちょっとあっさりしすぎかも……と不安になるかもしれませんが、少しさみしいかなと思うくらいがちょうどいいバランスです。

レアな絵文字を使ってしまう

絵文字は、スマホに入っているもの以外に、LINE独自の無料で使えるものがたくさんあります。選ぶ楽しさも手伝い、つい、いろいろなものを使ってみたくなりますが、あまり見慣れない絵文字は、受け取る側を惑わせがち。せっかく選んだ絵文字も残念なことに。

ここがポイント!

LINEオリジナルの絵文字よりも、スマホの文字変換で使える絵文字の方が、普段見慣れている人が多いため、認識しやすいです。

また、『(^_^)』のような顔文字は、スマホの機種の違いで絵文字が化けていた時代にはよく使われていましたが、今は絵文字で十分カバーできるようになっています。

携帯電話からスマホへ、メールからメッセージアプリへと時代に合わせて使いこなしてきたeven-if世代なら、柔軟な使い方ができるはず。シーンや相手によって上手に使い分けながらコミュニケーションを楽しんでくださいね。

構成・文/河合華子(vivace)