【連載】池悦子先生からのメッセージ 人生を輝かせるヒント〈今月のテーマ:歳を重ねることを楽しむためには〉 - even-if

【連載】池悦子先生からのメッセージ 人生を輝かせるヒント〈今月のテーマ:歳を重ねることを楽しむためには〉

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プレゼント

いよいよ2023年。新しい年が始まりました。清々しい気持ちになる一方で、どこか歳を重ねることに不安や焦りを感じてしまう……そんな心境の人もいるのではないでしょうか。そこで、人生を自分らしくポジティブに過ごしている池悦子先生に、日々心がけていることや年齢を重ねる中で気づいたことなどを伺います。よりよい一年になるよう、ぜひ、参考にしてください。

 

【読者プレゼント】

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50代女性に贈る池悦子先生の人生エッセイ

池悦子プロフィール

池悦子先生プロフィール画像

1970年から86年まで、宝飾品から家具・インテリア雑貨・紳士&婦人ファッションまでの、海外のラグジュアリーブランドを集積した高級専門店の営業企画室に勤務。1986年に部下と共に、株式会社アイアンドエムを設立。ハイグレードなライフスタイルを提唱し、執筆・講演・イベント企画・マーケティングなどの業務を遂行。2012年、大東文化大学書道研究所 書道教授者資格認定試験合格。漢字・仮名ともに『名誉成家』(最高位)取得。2014年から書道サロン『書便り俱楽部』主宰。本媒体のロゴも手がける。

今月のテーマ「歳を重ねることを楽しむためには——新年に寄せて」

歳を重ねることは悩みから解放されること

歳を重ねることは、いろいろなことを経験し知識を蓄積していくということです。知識がたくさんあればあるほど、物事の判断が明確になり悩みが少なくなります。若い頃は、純粋なるがゆえに些細なことで悩んでしまうものですが、経験値が増えることで「取るに足らないことだわ」と手放すことができる。とても大きなメリットですよね。

一方で、デメリットはやはり肉体的な衰え。これはもう、自然の摂理で仕方のないことですから、現実を見つめきちんと受け入れることがとても大事です。体力に自信がありタフであった人ほど、受け入れがたいところがあると思います。私もそうでした。走れると思ったら走れなかったり、階段を下りるときに2段くらいは飛び越えられると思ったらできなかったり……私だけでなく周囲でも同じような話をたくさん耳にします。

自分が考えている以上に肉体としては無理が利かなくなっていることを知り、そのうえでご自身のからだを労り愛することが、歳を重ねてからはより大切になってくるように思います。

感性だけは鈍らせない

からだの自由が年々失われていっても、絶対に鈍らせてはいけないのが感性。これだけは常に磨いておくべきです。文化や芸能にふれることや、スポーツに興じたり観戦するなどを通じて、きれい、美しい、素晴らしいと感動する柔軟な心を持ち続けること。そのためには、ご自身で情報のアンテナを広げて、何事も食わず嫌いにならずに、誘われたら行ってみる、インターネットやSNSも敬遠しないでトライして時代の変化を知ることを心がけておきたいものです。

そのためには、自分が何を求めて生きているのかをしっかり持つことがとても大切なのです。その時々で自分を楽しませること、心地よいことを追求していくことが、毎日を充実して生きるコツだと思います。

また、年齢が上がるほど、人でも物でもより本質を見つめること。肩書や地位、年齢や世間の評価などにとらわれず、自分の価値観で判断することも感性を豊かに保つ秘訣です。

“義務”ではなく楽しみながらできることを

参考までに、私が日々取り組んでいることを簡単にお話します。

毎朝、起きたらまず、一般紙から業界紙まで、複数の新聞に隅々まで目を通します。それが済んだら、何かフレッシュな話題はないかしらとスマートフォンでも情報収集。その後、テレビの英会話講座を見ることも習慣になっています。かれこれ5〜6年は続いているでしょうか。使わないと忘れてしまうというのもありますが、そもそも英語の成り立ちや文法的なことを改めて学ぶことが、私にとってエキサイティングでおもしろいのです。

お料理も楽しみのひとつ。買い出しから段取り、味付け、盛り付けとそのすべてにおいて、料理はとてもクリエイティブな行為。食事はその時欲しているものが自分のからだに不足している栄養という認識ですので、健康と精神のバランスを維持するために食べたいものを食べるということも大切にしています。

体力維持のために続けているのが、階段を使うこと。マンションの7階に住んでいるのですが、1階のメールボックスまで夕刊や郵便を取りにいくのも戻るのも階段を使います。昔は一気に部屋まで上がれたものですが、今は4階で一度休憩しないと上れなくなってしまいました(笑)。

今、ご紹介したことはあくまでも私の場合ですが、「〜ねばならない」と義務にしてしまうと途端に苦しくなってしまいます。明日の私、未来の私が、その時に思い切り楽しむための先行投資だと思って、気軽に取り組んでみてください。

和顔愛語(わげんあいご)

50代女性に贈る池悦子先生の人生エッセイ

リスペクトする気持ちを忘れずに

社会的に、さまざまな問題が山積したままの新年となりました。人の心もどこか殺伐としている昨今、人と接する際は、柔和な顔とやさしい言葉遣いで相手をリスペクトしていただきたい……という想いを込めて、今回は『和顔愛語』という言葉を選びました。

『和顔愛語』は、仏教の『無量寿経』に出てくる言葉で、和やかな顔と思いやりの言葉で人に接するという意味になります。和顔は相手の微笑みを誘います。そして愛語は相手を幸せにします。その精神は人とのコミュニケーションにおける基本ではないかと考えています。 誰もが『和顔愛語』を心において、豊かな人間関係を築きますよう祈りを込めて書きました。

色紙プレゼント

池先生が書いた色紙を1名様にプレゼントいたします。

50代女性に贈る池悦子先生の人生エッセイ

応募期間

2023年1月22日(日)18:00 〜 2023年2月22日(水)17:59

応募規約にご同意いただいたうえで、応募フォームから必要事項ならびに本企画へのご感想やご意見を記入してご応募ください。

*応募いただいた時点で応募規約に同意したものとみなします。
*ご当選者の方は次回の記事内にて発表いたします。(お名前またはニックネームのみを掲載いたします)

構成・取材・文/藤村仁美(vivace)

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