池悦子先生のココロに効くネット書道教室【第4回】 - even-if

池悦子先生のココロに効くネット書道教室【第4回】

Posted on.

日々、移ろいゆく中で、心に留めておきたい言葉を一文字で表現し動画とともにご紹介する『ココロに効くネット書道教室』。今回も書道サロン主宰の池悦子先生をお迎えし、筆を揮う様子とその文字に込めた想いをお届けします。

池悦子先生

池 悦子

1970年から86年まで、宝飾品から家具・インテリア雑貨・紳士&婦人ファッションまでの、海外のラグジュアリーブランドを集積した高級専門店の営業企画室に勤務。1986年に部下と共に、株式会社アイアンドエムを設立。ハイグレードなライフスタイルを提唱し、執筆・講演・イベント企画・マーケティングなどの業務を遂行。2012年、大東文化大学書道研究所 書道教授者資格認定試験合格。漢字・仮名ともに『名誉成家』(最高位)取得。2014年から書道サロン『書便り俱楽部』主宰。本媒体のロゴも手がける。

今月の文字『光』

祈るような想いを込めて

この1年余りで、これまでの日常生活が崩れ、私たちのライフスタイルが大きく変化しています。次のライフスタイルを考えていかなければならないと思いますが、後ろ向きな気持ちではなく、未来には期待していたい——そう思いながら、祈りながら選んだ言葉が『光』です。

力強く、燃え盛るように

『光』の文字は、上の部分が火、下の部分が人を表しています。火は、古来より神聖なものとして扱われており、その火を守るのは、僧侶や神職者といった聖職者たちが担ってきました。つまり『光』という文字は、神聖な火を聖職者たちが守る、あるいは聖職者たちがひざまずき火の光を受けている姿というものを表しており、さらにいえば『光』は、文字そのものに祈りを含んでいるのです。

聖火に見た『光』のイメージ

未来が輝くようにと選んだ『光』ですが、先日の聖火を見たときにハッといたしました。これが、今、私が思い浮かべている『光』なのだと。光にもいろいろあり、例えば月の光のように静かな輝きもあります。でも、今は、聖火のように燃え盛り、力強い光がイメージされます。ですから、書く際も、特にこの下の『人』の部分を躍動的に表現するようにいたしました。

言葉ひとつで人は輝き、自身も前向きになれる

光を受けて輝くということには、実はもう一つの想いがあります。それは、言葉によって人は輝き、また自身も輝けるということ。自分に自信を持てずにいる方も多いと思いますが、人からかけられた言葉がきっかけで自信になることがありますよね。私もかつて、うれしい言葉をいただいたことで背中を押されたという経験があります。光を与えてもらったという気がいたしました。友人、ご家族、会社の方々などよく顔を合わせる人こそ、互いにいいところを認め合いながら、それぞれの光になっていくということがとても大切なことではないでしょうか。

色紙プレゼント

池先生が書いた『光』の色紙を1名様にプレゼントいたします。

応募期間

2021年9月9日(木)〜20201年9月30日(木)

応募方法

応募規約にご同意いただいた上で、応募フォームから必要事項ならびに本企画へのご感想やご意見を記入してご応募ください。

*応募いただいた時点で応募規約に同意したものとみなします。
*ご当選者の方は次回の記事内にて発表いたします。(お名前またはニックネームのみを掲載いたします)

▼応募はこちらから
色紙プレゼント応募フォーム

*第1回『幸』の色紙は、厳選なる抽選の結果、セブ様に当選いたしました。おめでとうございます。

構成・取材・文/藤村仁美(vivace)

〈前回までの記事はこちら〉
池悦子先生のココロに効くネット書道教室【第1回】
池悦子先生のココロに効くネット書道教室【第2回】
池悦子先生のココロに効くネット書道教室【第3回】