【連載コラム】フィッシュバーン流“養生生活”のすすめ〈養生茶屋日記vol.11 睦月〉新たな年の養生法は“幸せホルモン”を生み出すこと - even-if

【連載コラム】フィッシュバーン流“養生生活”のすすめ〈養生茶屋日記vol.11 睦月〉新たな年の養生法は“幸せホルモン”を生み出すこと

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過ぎたる年に思いを馳せ、来る年の平穏を願う……新しい年に移り変わるこの時期は、日頃離れている家族が集ったり、あるいは初詣などを通じて“身近にある幸せ”についてふと考える人も多いのでは。そこで、今回の養生茶屋日記では、自分なりの“幸せ”を感じるためのヒントをご紹介。小さなことにも幸せを感じられたら、毎日がもっと楽しく豊かになるはず。ぜひ自分だけの“ワクワク”を探してみてください。

こんにちは、フィッシュバーンです。

クリスマスも終わり、新年まで秒読みとなりましたね。先日、赤坂の豊川稲荷様で2022年ラストのおみくじを引き、めでたく吉。

なかなか良きことが書かれており、2023年はいい年になりそうな予感♪

ワクワクを感じて“幸せホルモン”を生み出す

先述の吉みくじのおかげで、2023年が楽しみになった私。

とても単純なのですが、おみくじを引いた後から、自分の気持ちが妙に前向きになり、来年はアレコレやってみよう!そうだ、帰ったら早速調べてみよう!といったワクワク感や高揚感でいっぱいに……。

この時の私の脳内は、凍てつく冬の中、明るい日が差した感じとでもいいましょうか。これ、間違いなく脳内にドーパミンという分泌されている状態。

このドーパミンは、脳を覚醒させて、やる気や集中力向上効果のある“幸せホルモン”のひとつ。脳内の欲求や快感をつかさどっているので、このホルモンの分泌はエイジング対策にもとっても重要です。

日々の暮らしの中でワクワクすることって、たくさんありますよね。

例えば、大好物を食べるとか……

すてきな風景を見に旅に出るとか……

元旦に神社の獅子舞が踊る姿とか……

こういった自分なりに楽しいと思う瞬間にドーパミンが分泌されるので、日頃の小さなワクワクをたくさん感じたいですね。

バランスのいい食事や何かを愛でることも効果的

高揚系のドーパミン以外に、セロトニンやオキシトシンといった癒やし系の“幸せホルモン”もちょこっとご紹介します。

セロトニンは精神の安定やリラックス作用、オキシトシンは愛情や信頼形成、心の安らぎに作用するといわれています。

セロトニンを多く分泌するためには、アミノ酸の摂取、日光浴、睡眠などが効果的ですが、セロトニンのほとんどは腸内で生成されるので、腸内環境を整えるバランスの良い食事も大切。

これは、私の昨年の一人おせち。かなり地味(笑)。お正月のおせち料理って、実は結構栄養バランスが取れています。

そして、オキシトシン。別名“愛情ホルモン”と呼ばれ、何かを愛でたり、人と親しく触れ合うと分泌されます。

やはりオキシトシン分泌には、恋愛がいいと思うのですが、残念ながら私の場合は猫(笑)。我が家の愛猫がだらしなく寝ている姿やピンクの肉球は、触らずとも、見ているだけでオキシトシンが分泌される気がします。

ちなみに、これは息子の愛猫。このぽってりとしたツチノコボディ、オキシトシンに加えて笑いも出ます……。

皆さま、ぜひ自らの“幸せホルモン”を生み出して、2023年もすてきな良い年にしてくださいね!

我が『だんで茶屋』は、代々木八幡宮脇で元旦から三が日営業します。養生茶を飲みつつ、ドーパミンもたっぷり出して、お正月から頑張ります。

今年一年、このコラムをお読みいただきありがとうございました。
2023年もどうぞよろしくお願いいたします。

フィッシュバーン真也子

養生空間研究家、ハーバルプラクティショナー。 空間とお茶で心身の養生を目指す『だんで茶屋』店主。

出版社でインテリア誌やファッション誌の編集者として勤務したのち、フリーランスのエディター、インテリアスタイリスト、デコレーターとして長らく活動。 現在は、ハーブの専門家、ハーバルプラクティショナーの資格を活かし、『養生茶カフェ だんで茶屋』https://dandechaya.com/ を経営。その他、不動産賃貸業などを営む。

外国人との結婚と離婚、シングルマザーでの子育てなど、タフな過去を栄養にして生きる50代。いい『気』を求めて神社脇に移住し、住まいや暮らしを自分流にカスタマイズをしながら、心身の養生を追求するライフスタイルを提案している。54歳で大学に再入学し、現在、建築と住空間を勉強中。

〈著書〉
* 食と旅のエッセイ『笑顔になれる美味しいプロヴァンス』(スタンダードマガジン)
* 住まいのエッセイ『女ひとり・借金アリ・貯金ゼロからのトーキョー大家さんLIFE』(主婦の友社)

〈住まいのコラム〉
https://ieny.jp/post/1275

構成・写真・文/フィッシュバーン真也子

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