池悦子先生のココロに効くネット書道教室【第9回】 - even-if

池悦子先生のココロに効くネット書道教室【第9回】

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プレゼント

書道サロン主宰の池悦子先生による書とメッセージで送る『ココロに効くネット書道教室』。日々を彩り、感性を刺激していくことが、人生を楽しく過ごすことにつながる——その実践方法を、誰でも取り入れやすい形で教えていただきました。心が落ち着く書道動画とともにぜひご覧ください。

 

【読者プレゼント】
池悦子先生が書いた『彩』の直筆色紙を1名様にプレゼントいたします。詳細は記事の最後をご覧ください。

池悦子先生

池 悦子

1970年から86年まで、宝飾品から家具・インテリア雑貨・紳士&婦人ファッションまでの、海外のラグジュアリーブランドを集積した高級専門店の営業企画室に勤務。1986年に部下と共に、株式会社アイアンドエムを設立。ハイグレードなライフスタイルを提唱し、執筆・講演・イベント企画・マーケティングなどの業務を遂行。2012年、大東文化大学書道研究所 書道教授者資格認定試験合格。漢字・仮名ともに『名誉成家』(最高位)取得。2014年から書道サロン『書便り俱楽部』主宰。本媒体のロゴも手がける。

今月の文字『彩』

生活に“遊び”を取り入れる

世界的なコロナウイルスの流行が未だ続いています。健康を気遣うことはもちろんですが、この状況で気がかりなのは、何をしても仕方がないと怠惰な気持ちになってしまうことです。日常を生き生きと過ごすことを諦めてしまう方が増えてしまうのではないかと心配しています。日々を前向きに過ごすことができないと気持ちがしぼんでしまいます。それを回避するためには、感性を刺激することが大切だと思うのです。食卓に一輪の花を飾る、季節ごとにランチョンマットを変えるのも一案でしょう。私がよく実践するのは、自作の料理に名前をつけること。パスタに『ナポリターナ・アレ』とつけたり、普通のイカのソテーに『カラマル ア・ラ・ソース』といった感じで、名前をつけてしまうのです。つまり、そうやって遊び、楽しむことが、ひいては日々を彩ることにつながると思います。

祭事や季節の移ろいを表現する

ほかにも、日常に彩りを取り入れる方法は実にたくさんあります。日本の伝統ある季節の祭事やしきたりを今一度振り返り、楽しむこともおもしろいのではないでしょうか。ご存知のように、2月は節分、3月はひな祭り、4月はお花見、5月は端午の節句、6月は蛍を観賞できるようになる時期。毎月、必ず季節を楽しめる祭事があります。5月の端午の節句は、何も小さなお子さんがいなくても楽しめるもの。むしろ大人だからこその楽しみ方もあります。実は、シャンパンには和菓子も合うのですが、大人だけで集まって、柏餅とシャンパンをいただくのもまた“遊び”があっておしゃれだと思います。

池悦子先生インタビュー

軽やかで感じるままに表現する

今回の『彩』という字は、勢いを感じさせるよりも、少し柔らかく繊細に表現するように心がけました。生活を彩ることは、誰に強制されるものでもなく、ルールもありません。今日は月がきれいだから月を見ながら甘いものでもいただこうかしら……など、軽やかに穏やかな気持ちで、ご自身の思いや感じるままに行動することが大切なのです。そうした日々を積み重ねていくことで、結果的には楽しい人生を形づくることになるのではないかと思います。

自ら色の力を借りて人生を彩る

彩るために色の力を使うという方法もあります。色のパワーというものはとても強く、あなどれないもの。年齢を重ねると、私は赤は絶対に似合わない、緑は選ばないなどと、明るい色の服を着ることに抵抗感がある方も多く、自分自身への思い込みで規制しがちです。赤でも、彩度や明度をしっかり選ぶことで、その方に似合う赤が必ずあります。このような時代、塞ぎ込むのは簡単です。そうではなく、自分自身で楽しみを見つけていくことが生き生きと生きる秘訣。生活に彩りを取り入れるということは、ある意味でご自身が持つ負の固定概念を打ち破ることにもつながり、常に若々しく新鮮に過ごすことができるように思います。

【ファッションコラム】パワーをチャージするための服

先にも申し上げましたが、色の力、特にファッションにおける色の力には非常に大きなものがあります。その力を使わないのはとてももったいない。私自身は、疲れた時にあえて赤やオレンジ、鮮やかなブルーを着ることがあります。それによってパワーをチャージしているんですね。実はこれは、生き方のテクニック。難しいことではなく、誰にでもできることです。すぐにできることですので、ぜひチャレンジしてみてください。

私は、男顔ではっきりした顔つきですので、柔らかい色を着ることでやさしい印象に。自分の欠点と思うところをカバーしてくれるのもファッションや色の力です。

池悦子先生インタビュー
ダンボールニット(パープル)72,000円/YUKI TORII(トリヰ プレスルーム 03-6225-0832) ほかすべて私物

色紙プレゼント

池先生が書いた『彩』の色紙を1名様にプレゼントいたします。

応募期間

2022年2月7日(月)〜2022年3月7日(月)

応募方法

応募規約にご同意いただいた上で、応募フォームから必要事項ならびに本企画へのご感想やご意見を記入してご応募ください。

*応募いただいた時点で応募規約に同意したものとみなします。
*ご当選者の方は次回の記事内にて発表いたします。(お名前またはニックネームのみを掲載いたします)

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構成・取材・文/藤村仁美(vivace)

〈前回までの記事はこちら〉
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