娘の決断に悩む日々。応援したい気持ちはあるのですが……。【「幸せの予感」のぐちこうしん相談室 vol.5】
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占い師ののぐちこうしん先生から、人生を前向きに過ごすためのメッセージをいただくシリーズ企画。5回目は、お嬢さんの考え方にどう寄り添えばいいのか思い悩む方よりご相談をいただきました。のぐち先生の回答を、皆さまの人生に引き寄せて考えていただき、ポジティブなヒントを得ていただければ幸いです。のぐち先生のメッセージを表現した、映像作家・小島晃さんの画像や映像もお楽しみください。
【プロフィール】のぐちこうしん
女性誌やテレビなどで活躍する人気占い師。インスピレーションを中心とし、タロットカード、西洋占星術、カバラ、四柱推命、風水、姓名判断、手相などさまざまな占術に精通している。占術家からの信頼を集める占術家。
今回のキーワード「子どもは別人格であることを認識し信頼する」
今回のお悩み「娘の決断に親としてどう寄り添えばいいか」
大学受験を控える子どもの進路についてと、そこに寄り添う親のこれからの想いについてのご相談です。娘は小学校高学年から8年間、あるスポーツの選手として学業とともに練習に明け暮れる日々を過ごしています。全国大会上位入賞、強化選手にも抜擢され、オリンピアンの方々とも合宿を共に行い、インターハイ出場などほかの選手よりも短期間で階段を駆け上がってきました。大学では、これまでとは違った新しいコーチや仲間と環境の中で、さらに上を目指すかと思いきや、違うスポーツを選択するというのです。それに向けて新たなトレーニングも始めたほどです。今までこんなにやってきたのだから、大学も推薦で行けばいいのに……と親としては思ってしまいますが、娘はやり切った感があるようで……。娘の意思を尊重するべきとは思いますが、今後、親として、どのような想いでそばにいてあげられるかアドバイスをいただけたらと思います。(東京都・Sunnyさん)
のぐち先生からのお答え
一時的な撤退やマイナスの動きを恐れてしまう
ご相談者であるお母様とお嬢さんの生年月日を見ましたが、まず、お母様の方は、無意識のうちに物事を損得で見ようとするところが強い方です。ただし、そのこと自体は悪いことではありません。何か物事を進めるときに、一時的な撤退や一時的なマイナスの動きというのはあるものですが、それを非常に恐れるようなところもみえます。占いで考えると、星の巡りというものがあり、12年を一つの周期とすると必ず悪い年や悪い星回り、休むべき時期というものが出てきます。ところが、このお母様は、休むことが損だと、許し難いことだと思うようなところが強くみられます。一方、お嬢さんは、損得よりも自分自身を何かに生かすようなことをしたいと考えているようです。また、頑固で粘り強く、精神的にタフなところがあるので、たくましく生きていけるタイプです。
お嬢さんは別人格と自覚し、その上で寄り添ってあげる
大学進学については、親がお子さんの意見をしっかりと聞く姿勢を持っていないせいで、会話が成立しなくなることが多いものです。推薦と受験のメリット・デメリットは何か。感情的にならずに話し合いをできるように心がけてください。無難に生きてほしいと思うのは親心で、リスクを避けたいと思う気持ちもわかります。ただ、昔からの言葉で「かわいい子には旅をさせよ」とあるように、失敗をしなければ成長はありません。特に、スポーツをする人間は、挫折から這い上がる人が一番強いものです。大会では優勝ではなく上位入賞とあったように、一番にはなれなかったのでしょう。それがこの子にとっての挫折だったのかもしれませんし、本人なりに自分の限界をそこに見たのかもしれません。お母様から見ると、せっかく積み重ねてきた財産を生かさないなんて損だと感じるかもしれませんが、まずは、親と子であっても人格は別で価値観も違うということを自覚しましょう。お嬢さんはタフに生きていけるタイプですから、そんなに心配はいりません。もっとお嬢さんを信頼し、その上で寄り添ってあげる方がいいと思います。お子さんが自分の納得のいく選択をすることは、これから先の長い人生に必ず良い結果をもたらすことになるでしょう。
子どもが自分と同じ考えでいることはまれ
ほとんどの親、特に母親ですが、子どもを型にはめようとする方を多く見てきました。リスクを避けたいと思う親心からではありますが、一方で、そのことが子どもの足を引っ張っていることが多いのです。先ほど、相談者への回答の中でも触れましたが、自分と子どもは別人格であることを認めなくてはなりません。今回のケースでは、たまたまお嬢さんが自分の考えで強く生きていける星を持っていますが、当然、弱い子どももいます。ですが、仮に強かろうが弱かろうが、親と子どもの考えや価値観にはズレがあり、子どもが同じ考えでいることはほぼないことを自覚しておきましょう。
子どもが迷う時は親が自身を見直す好機
子どもは時期がくれば勝手に巣立っていき、自然と親離れができます。ところが親は、子離れができない。いつまでも自分のテリトリーの中に置いておきたいという気持ちもあるでしょう。ただ、繰り返すように、子どもは別の人格を持つ人間であるということは自覚するべきです。もし、今回のように、お子さんが何か岐路に立たされる時がきたら、それは親にとってご自身を見直すタイミングだと考えましょう。自分を振り返り、子どもを一個の人格として認め、そしてお子さんを信頼することからすべては始まるのだと思います。
【映像】自分の立ち位置や考え方を見直すために
写真・映像/小島晃
1956年、東京生まれ。1988年から2016年まで大手印刷会社の映像部門でプロデューサーとして数々の動画を制作。映像出版、プロモーション映像をはじめとして、博物館、美術館の展示映像などを手掛ける。現在は映像作家として独自の作品を制作。自然をモチーフとし、一瞬一瞬を切り取ったような優しく美しい映像は、観る人の気持ちを洗う。
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構成・取材・文/藤村仁美(vivace)
〈前回までの記事はこちら〉
「幸せの予感」のぐちこうしん相談室 vol.1「幸せの種は自分の中にある」
「幸せの予感」のぐちこうしん相談室 vol.2「神社へは神様、そして自分自身にありがとうを言いに行く」
「幸せの予感」のぐちこうしん相談室 vol.3「考える癖をつける」
「幸せの予感」のぐちこうしん相談室 vol.4「思い込みを手放す」