春の香りで幸せオーラ満開！玄関やキッチンに飾りたくなるフラワーアレンジ

心を穏やかに。玄関になじむ癒やしフラワー

玄関は、家の入り口であり多くの人の目に触れる場所。家を出る時や帰ってきた時に、ふんわり花の香りに包まれると自然に心が和みます。家の第一印象にもつながる大切な玄関には、“癒やしのフラワーアレンジ”がおすすめです。

【使用する花】スイートピー：10本

ピンクやラベンダーなど淡い色が多いスイートピーは、春咲き・夏咲き・冬咲きと、ロングシーズンで楽しめる品種が揃う花。軽やかでかわいらしいフリルのような花びらを持つことから春の花と相性がよく、ブーケに使う花としても人気です。その一方、甘くやさしい香りから、ヨーロッパではルームフレグランスとして使われることも多いのだとか。フローラルな香りで玄関から春を呼び込みたい時にぴったりです。

好きな色のスイートピー10本を手に持って束にしたら、花瓶に挿すだけで完成。花びらは同じ方向に向いているので、花びらが外側に向くよう束にすれば、ふわふわ感が強調されフェミニンな雰囲気にまとまります。

ポイントは茎部分。茎の長さがバラバラの場合は、カットして揃えてあげると均等に水が浸かり、花持ちもよくなります。茎を輪ゴムでまとめれば、花がばらける心配もありません。

料理が楽しみな時間に！空間が明るくなるキッチンフラワー

キッチンに花を飾るだけで、明るくきれいな空間ができあがります。さらに、花が映える空間になるよう、出しっ放しの食器を片付けたり、調理器具を整理するなどのモチベーションにつながることも。花を目にしながら軽やかな気持ちで料理を作ってみたい、そんな方にチャレンジしていただきたいのが“明るさを取り入れるフラワーアレンジ”です。

【使用する花】フリージア：2本（ピンク・イエローなどお好みの2色）

キッチンに花を飾るなら、できるだけ作業の邪魔にならないよう小花を1〜2輪さりげなく配置するのがポイント。今なら、ほのかに甘い香りを持つフリージアがおすすめです。3月中旬頃から開花し、天に向かって大きく開く春の花として知られています。

まず、好きな色のフリージアを2本選びます。1本は1〜3つの蕾または花がついた背の高いフリージアを、もう1本は5〜8つの蕾と花がついた背が低めのフリージア（茎部分はカットしてOK）を、飲み終わったワイン瓶やガラス瓶に挿せば完成です。

クラフトビールやウイスキーなど、最近はラベルやボトルデザインがおしゃれなものが増えていますので、お気に入りの空き瓶を選ぶのも楽しみのひとつに。

アイデア勝負！リビングがおしゃれになるフォトフラワー

リビングのテーブルや窓際に花を飾るなら、ブーケや切り花だけでなく、手軽に作れるDIYを取り入れたフォトフラワーもおすすめ。アイデア次第でさまざまなフラワーアレンジが楽しめます。

生花より持ちがいいドライフラワーに興味のある方は、100円ショップやホームセンターで購入できるフォトフレームと組み合わせて作る、おしゃれでかわいいフォトフラワーに挑戦してみては。

作り方は簡単。フォトフレームより少し小さめのドライフラワーを数本、マスキングテープで仮留めして、コットンリボンなど好きな布で花を束ねます。

フォトフレームの写真部分にお好みの布切れを敷いて上記のように挟んだら、表面の布と束ねたリボンが接着する部分をグルーガンで留めて完成。テーブルや窓際に置いたり、壁面に紐を通して吊るすなどしても◎。

【こんな時はどうしたらいいの？】飾っていた花が落ちてしまったら？

飾っていた花や花びらが落ちたら、ぜひ二次利用を。落ちた花びらを捨てず、直射日光や湿気に当たらないよう注意しながら乾燥した暗所に置いておくと、ドライフラワー状になります。ドライフラワーになった花びらは、そのままガラス瓶に入れるだけでおしゃれなプチインテリアに変身。

ちょっとした工作を楽しむなら、溶かした蝋に乾燥した花びらを入れてサシェにするのも一案です。花が落ちた後も、さまざまなリサイクル方法がありますので、捨てずに取っておいてくださいね。

DIYはあまり得意ではないという方でも、小皿に乾燥させた花びらを置くだけで、簡単におしゃれな雰囲気に。飾った花を最後まで楽しむフラワーアレンジを、ぜひ試してみてください。

今回ご協力してくれたのは……
ONE LOCALのフローリスト菅原さん。花の魅力を通じて、土地・人・素材のストーリーを伝える出張フラワーショップを開催しています。

ONE LOCAL：http://www.instagram.com/one_local/

構成・文／izumi

〈前回までの記事はこちら〉
初心者でも簡単にできる！秋花をおしゃれに飾って玄関やリビングをもっとすてきで心地よい空間に