季節の花から元気をもらう!夏のおすすめフラワーセラピー
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ちょっと疲れているかも……と思ったら、無理せず自分が心地よいと感じることを取り入れてあげるのがおすすめ。規則正しい生活や適度な運動も大切ですが、花を見て触れるだけでも気持ちが安らぎます。このコラムでは、暮らしの中に取り入れてほしい夏の時期に咲く季節の花を紹介しますので、ぜひフラワーセラピーの相乗効果でポジティブな思考へと切り替えるきっかけにしてくださいね。
食欲がないと思ったら『オレンジの花』
夏の暑さで食欲がないと思ったら、オレンジや黄色のビタミンカラーの花を視界に入れてみてください。心理カラーの世界では、オレンジや黄色といった温かみのある色は、血液や脈拍数が上がり食欲増進につながります。
ひまわり
夏を象徴するひまわり(向日葵)は、鮮やかな黄色が印象的。1本でも存在感があり、元気をもらいたい時にピッタリです。ひまわりは、古来インカ帝国で太陽神のシンボルとして『太陽の花』と親しまれ、『あなただけを見つめる』『憧れ』『未来を見つめて』といったポジティブな花言葉を持つパワフルな夏の花。食欲がない方はもちろん、やる気や活力がほしいときに飾ってみましょう。
マリーゴールド
夏の暑さに強く、虫もつきにくいマリーゴールドもオレンジや黄色が定番カラー。細やかな花びらと爽やかなアロマが特徴で、最近では切り花だけでなく食べられるお花『エディブルフラワー』としての人気も高まっています。そんなマリーゴールドの花言葉は『健康』『真心』といったもの。ほかの花に比べて丈夫で長持ちするため、花瓶に挿してお部屋のインテリアにすると長く楽しめます。
だるさ・疲れを感じたら『ブルーの花』
暑さからくるだるさや疲れを感じたら、青や紫といった寒色系の花を取り入れてみてください。興奮を鎮めて心をリラックスさせる副交感神経を優位にする効果が期待できるので、イライラを落ち着かせて心を和ませたいと思ったときに最適です。
ラベンダー
アロマオイルやキャンドルでもよく使われるラベンダーですが、実は5〜7月が開花時期となる夏の花。有名なラベンダー畑がある北海道では7〜8月に見頃を迎えます。『清潔』『優美』『深い愛情』『幸せが来る』などさまざまな花言葉の意味を持ち、抗菌効果や鎮静作用、防虫効果があることから、古代ギリシャ時代では生活の中で取り入れられていたのだとか。ドライフラワーでも人気の高い、やさしい紫の花が特徴です。
桔梗
日本最古の和歌集『万葉集』で詩人・山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ歌に登場する桔梗の花。秋の七草として歌われていますが、桔梗の開花時期は6〜9月頃。『気品』『誠実』『変わらぬ愛』といった花言葉から、日本の和を連想させる奥ゆかしい夏の花として知られています。凛とした佇まいから、どこか上品な雰囲気が感じられる花でもあります。
花を見て笑顔になれば免疫力がさらにアップ!?
夏バテで体調を崩すと、ストレスで顔の表情が硬くなることもあります。そんなときこそ花の力で免疫力アップ。上記で紹介したような季節の花を手に取り、大きく深呼吸しながら花の香りを感じて笑顔になってみましょう。花を見るときは、口角を上げて微笑むこと。たったこれだけで副交感神経が刺激され、しあわせホルモン『セロトニン』が分泌されやすくなるといわれています。
「〜しなければならない」と自分に言い聞かせて頑張ってしまうと、逆にそれがストレスに感じてしまうこともあります。花を見て、香りを感じる。たったそれだけでも五感を刺激して自律神経を整えてくれるので、ちょっと疲れたなと思ったら、ぜひフラワーセラピーを試してみてくださいね。
構成・文/izumi
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