気に入った花を長く楽しみたい!簡単おしゃれな手作りドライフラワーの作り方
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せっかくのきれいな花は少しでも長く楽しみたいもの。とはいえ生花のままでは持たないし……という時に、おすすめなのがドライフラワー。そこで、今回は初心者でも簡単にトライできるドライフラワーの作り方を紹介します。
きれいなドライフラワーにするには花選びが重要!
ドライフラワーは、花の種類によって向き・不向きがあるといわれています。選ぶ花次第で難易度が変わるため、ドライフラワー初心者は、茎が細い小花系のフラワーを選ぶのがおすすめ。ドライフラワーにしやすいのはもちろん、花の色がきれいに残ります。
【スターチス】
開花時期が4〜7月のスターチスは、ドライフラワーでの人気も高い花のひとつ。小花のように見える部分は葉が変化したもので、ピンクやラベンダー、イエローなど明るい色合いが揃います。数本を束にするだけでもボリュームが出て見た目も華やかです。
【かすみ草】
ほぼ一年中フラワーショップで取り扱いがあるかすみ草。小さな白い花が印象的で花束にもよく使われますが、近年はピンクや水色といったかわいらしい色も見かけます。茶色い花は古くなっているサインなので、購入の際にチェックしましょう。
【ラベンダー】
6月下旬から開花し、7月がまさに見頃となるラベンダーは、ハーブや園芸など多方面で人気の花。心が落ち着く癒やしの香りを持ち、ドライフラワーにも向いています。
【ミモザ】
フラワーショップでは12〜4月に見かけることが多いミモザも、ドライフラワーにおすすめの花。夏は入手しにくい傾向ですが、ドライフラワーにするとくすみ感のある品のいいイエローになります。春先のドライフラワーとしておすすめです。
【ユーカリ】
自宅に飾るインテリアやウエディングブーケなど、さまざまなシーンで人気の高いユーカリもドライフラワー向き。フラワーショップで通年見かける定番の花なので、手に入れやすいのも魅力。購入する際は、葉が乾燥しているものより、葉つきがよくみずみずしいものを。
【プロテア】
ここ数年で注目を集めている個性的なネイティブフラワーは、ドライフラワーとしても楽しめる花。中でも大輪の花を咲かせる迫力満点のプロテアは、1本だけでも存在感があり、スワッグやブーケなどアレンジメントのメイン花材としても。
手作りドライフラワーの作り方
おすすめの花がわかったところで、いよいよ手作りドライフラワーにチャレンジ。初めての方でも簡単にできる『ハンギング法』での作り方をお届けします。
1. 花を用意する
生花として楽しんだ後、ドライフラワーにする花を選びます。今回は、水分が抜けやすく形もキープしやすいので、初心者の方にもおすすめのユーカリとかすみ草でチャレンジ。
2. 茎の長さを整える
茎の長さがバラバラで、束にした時のバランスが悪い場合は茎の部分をカット。長さを揃えて束にした時の見映えを整えます。
3. 茎部分を紐でまとめる
束にした花が崩れないよう、紐などを使って枝元をクルクルまとめます。麻紐などナチュラル系の素材で結ぶとおしゃれな雰囲気に。
4. 通気性のいい場所に吊るす
湿気がなく直射日光が当たらない場所に花を吊るします。仕上がりがきれいになるよう花の向きを下にして、1〜2週間くらい吊るしたら完成です。ドライフラワーにすると、乾燥前に比べて葉が少し縮み、色が濃くなります。
ドライフラワーの寿命は?
一般的に知られているドライフラワーの保存期間は、花の種類や保存環境にもよりますが平均3カ月、長くて1年くらいといわれています。カビや虫が出てきたり、花や葉の色の変色、ホコリが溜まってきた……といったような状態が見られたら片付けましょう。
また、ドライフラワーを長く楽しむコツは、
(1)直射日光に当てない
(2)風通しのいい場所に置く
(3)湿気の多い部屋に置かない
(4)こまめにホコリを取る
の4つ。
時間とともに花や葉がシックな色合いへと変化していく様子を、ぜひ楽しんでください。
今回ご協力してくれたのは、永遠の美しさが吹き込まれた花『アーティフィシャルフラワー』をアレンジする『Place in Flowers.K』のフローリスト・keiさん。個性豊かなフラワービスチェやフラワーフレームをお届けします。
構成・文/izumi