植物を育てるのが苦手&初心者にもおすすめ!土を使わず楽しめる水耕栽培にチャレンジ! - even-if

植物を育てるのが苦手&初心者にもおすすめ!土を使わず楽しめる水耕栽培にチャレンジ!

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土を使わずに育てられ、初心者でも失敗が少ないことから『グリーンインテリア』『プチ家庭菜園』として注目を集めている水耕栽培。家庭菜園やガーデニングに興味はあるけれど、お世話する時間がない、枯らしてしまいそうと考えている人にも人気が高まっており、Instagramでの『#水耕栽培』のハッシュタグは19万件以上ヒット。誰でも簡単に“植物のある暮らし”を楽しめる水耕栽培について、メリットやデメリットのほか、具体的な栽培方法もご紹介します。

水耕栽培が人気を集めているのはなぜ?

水耕栽培の人気が高まっている背景には、「自宅で野菜を作ってみたい」「植物を育ててみたい」といった理由があります。家庭菜園やガーデニングで自宅時間を上手に活用したり、畑のレンタルサービスなどを利用して本格的な“自産自消”を始めたりする人がいる一方で、チャレンジしたい気持ちはあるけれど、なかなか始められないという人も。

そこで、おすすめしたいのが水耕栽培。難しい作業も必要なく、小さなスペースで誰でも簡単にスタートできます。しかも、容器や肥料、種などが一式セットになった水耕栽培キットから、自分で必要な材料を組み合わせて作るものまで、予算やライフスタイルに合わせて選べるのも魅力です。

水耕栽培のメリットとデメリット

家庭菜園やガーデニングに比べてトライしやすい水耕栽培ですが、メリットとデメリットとがそれぞれあります。

【メリット】

・水と液体肥料のみで育つ
・園芸用品など購入する必要がない
・マンションやアパートでスペースが限られていても栽培できる
・在宅ワークで忙しくてもスキマ時間にできる
・土を使わないので室内が汚れない
・土耕栽培に比べ害虫や細菌がつきにくい
・土耕栽培に比べ成長が早いものが多い
・無農薬&新鮮な野菜が作れて食べられる
・お部屋のインテリアとして楽しめる

【デメリット】

・根菜類などは栽培できない
・選ぶ植物によっては下準備が必要になる
・品種によって水分量の調整が必要
・高機能のキットを購入すると初期費用が掛かる
・清潔にしないとコバエが寄ってくる可能性がある

初心者におすすめの植物と野菜

初めて水耕栽培にチャレンジするなら、手間をかけずに成長してくれる野菜や植物がおすすめ。植物を育てるのが苦手な人や、初心者に人気の植物・野菜をまとめました。

ミニトマト

土で栽培するイメージですが、水耕栽培でも育てやすいとされているのがミニトマト。4〜8月頃が栽培に適した時期で、まさに旬の野菜。

豆苗

種を買いにいく必要もなく、食後に残った芯から栽培できるのが豆苗。成長も早く、容器も100円ショップで販売されているもので十分。手軽さは抜群です。

スプラウト

液体肥料がなくても栽培できることで初心者に人気のスプラウト。季節に関係なく7〜10日で収穫できるので、短期間で菜園気分を楽しみたい方にもおすすめです。

バジル

見た目がかわいくておしゃれなバジル。部屋のインテリアに合わせた容器を選べば、グリーンインテリアとしても楽しめます。

水耕栽培のやり方

水耕栽培は、水と液体肥料、そして光を使って栽培することが基本ですが、育てる野菜や植物によりやり方は異なります。今回は、液体肥料の必要もなく手がかからなくてコスパもいいうえ、収穫したら食材としても使える『豆苗』の水耕栽培方法をご紹介します。

1.調理時に豆苗をカット

スーパーやコンビニで購入した豆苗を調理する際、豆から約5cm上を目安にした茎部分をカットします。豆の上に生えている最初の葉『脇芽(わきめ)』を2枚くらい残して切るのがコツです。

2.容器に入れる

カットした後の豆苗が、しっかり収まる浅めの容器に入れます。きちんと入るものであれば、プラスチックパックや弁当箱などでもOKです。

3.水を注ぐ

豆苗の豆に水が浸らないくらいまで、水を注ぎます。豆に水が浸ってしまうと臭いが出る場合がありますので注意しましょう。衛生面からも、水は1日1回交換を。

4.日当たりと風通しのいい室内に置く

豆苗が育つ最適な環境は、日当たりと風通しのいい15〜25℃がキープされた場所。5〜6月であれば、窓際から部屋に入る日差しがぴったりです。直射日光が強い真夏に育てる場合は、カーテンで光を和らげるなど工夫してください。

5.成長したら収穫

順調に成長すれば、豆苗は7〜10日間で約20cmに。そのくらいになったら、カットして収穫します。自分が育てた野菜を1週間ほどで食べられるので、収穫の喜びもすぐに味わえます。

植物を身近に感じる暮らしに興味がありつつ、一歩を踏み出せない人におすすめの水耕栽培。グリーンのある生活を満喫できるのはもちろん、育てる楽しさ、食べる楽しさを手軽に味わえるので、ぜひチャレンジしてみてください。

構成・文/izumi