【サロン通いが楽しくなる】ハイライトを育てる最新テクニックで美しい大人の髪色へ【後編】
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Vol.1では、東京の人気ヘアサロン『SHEA.青山店』代表の佐藤幸治さんに、白髪のメカニズムや白髪染めを使わない最新ヘアカラー術を教えてもらいました。そこで今回は、実際にサロンで美しく変身した40代、50代、60代のビフォーアフターを見てみましょう!
【Vol.1 白髪のお悩みQ&A】はこちらからチェック
白髪染めは使いません!“髪色を育てる”ヘアカラーSTYLE
のっぺりした印象になりがちな白髪染めに、不満を持っている人も多いのでは? 白髪染めはそろそろ卒業して、もっと自由に自分らしいヘアカラーにしませんか? 佐藤幸治さんの手によって“髪色を育てる”ハイライトで変身した、3人のカラースタイルをご紹介!
STYLE 1 60代
ロングヘアを諦めていた人に
明るく透明感のある上品カラー
【Point】
白髪染めを繰り返したロングヘアは、毛先が最も暗い色になっていきます。白髪染めだと、毛先の色に根元の髪色を合わせるので全体が暗いトーンに。“育てるハイライト”ではこの暗くなった髪の必要なところにだけハイライトを入れていきます。一度にすべての髪に入れるのではなく数回に分けて行うことにより、髪にダメージを与えることなく自然な髪色へと“育って”いきます。
【佐藤さんComment】
実は60代以上の女性は、明るい髪色がとてもよく似合います。白髪染めでは出せない透明感がある上品で明るい髪色にすると、肌もキレイに見えますし、ファッションの幅も広がって若々しい印象に。よりおしゃれが楽しめるようになりますよ!
STYLE 2 50代
落ち着いたカラーでも
のっぺりしない立体感ある髪色に
【Point】
ベースの髪色に、明るすぎずなじみすぎないように、繊細なタッチでハイライトをデザイン。伸びてくる白髪も、色落ちして浮いてくる白髪もぼかすことで自然になじみ、生き生きとした髪色に。白髪染めだと3週間で気になってくる白髪が、約6週間ごとのカラーリングで済むように。
【佐藤さんComment】
色落ちしても赤茶けない、濁らない、自然な髪色に育てます。落ち着いたカラーが好きな人には、黄色く抜けた派手なハイライトではなく、ツヤと透明感をプラスして立体感のあるヘアに仕上げます。
STYLE 3 40代
黒髪と白髪が混在する40代
赤味を抑えた軽やかなカラーを
【Point】
白髪と黒髪が混在する40代の白髪染めには、しっかりと黒く染めるために実は赤い基剤が多く入っています。そのため、色落ちすると全体に赤茶けたのっぺりとした髪色になりがち。ハイライトとファッションカラーを組み合わせることで、それぞれの髪質に合わせて赤みを調整し白髪をなじませ、思い通りのカラーに。
【佐藤さんComment】
40代は白髪ばかり染めようとするのではなく、多くを占める黒い自毛こそキレイに染めることが大事。カラーリングは必要な赤味だけを使い、それ以外は透明感のある寒色をメインに配合することで、自然な髪色をかなえます。
教えてくれたのは……
SHEA.青山店 代表
佐藤幸治さん
Instagram: @ shea.sato
大人世代の白髪の悩みに応える、“白髪染めを使わない白髪染め”を提案。『白髪の悩みを楽しみに変えるデザイン』を発信している。サロンワークのほか、雑誌や講演活動など、多岐に渡って活躍。
SHEA.青山店
【DATA】
住所:東京都港区南青山3-8-7ラトゥール南青山2F
TEL:03-6447-0377
営業時間:火、水11:00〜20:00 木11:00〜21:00 金10:00〜20:00 土日祝10:00〜19:00
定休日:月曜日、年末年始
https://shea.tokyo/
写真提供/佐藤幸治(SHEA.) 構成・取材・文/本間香奈(vivace)