シーンやライフスタイルによって賢く使い分け!紫外線の基礎知識と今シーズンのおすすめUVケアコスメ
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いよいよ紫外線が気になる季節がやってきました!でも、UVケアコスメに書いてあるSPFとPAってなんのこと?など、意外と知らないことがたくさんあります。そこでウォブクリニック中目黒の髙瀬先生に、紫外線ダメージとUVケアコスメの選び方について教えてもらいました。さらに読者代表で美容ライターの岡崎がピックアップした、TPOで使い分けられるおすすめアイテムをご紹介します。
【教えてくれたのは】皮膚科医の髙瀬聡子先生
髙瀬聡子先生
慈恵会医科大学を卒業後、同大学附属病院皮膚科に入局。皮膚科診断に従事し、アトピー外来、レーザー外来などを担当。2003年にドクターズコスメ『アンプルール化粧品』を立ち上げ、2007年ウォブクリニック中目黒を開設。『ゆる美容辞典』(講談社)など多くの著書も人気。
●ウォブクリニック中目黒 https://wove.jp
意外と知らない紫外線のことを髙瀬先生がわかりやすく解説!
紫外線の3つの種類、『UVA』『UVB』『UVC』の違いは?
紫外線は3月頃から増え始め、6~8月にピークを迎えるので、これからの季節は特に注意が必要です。紫外線にはUVA、UVB、UVCの3種類があります。UVAは『サンタン』と呼ばれ、肌をすぐに黒くする日やけを起こします。やけどのようになることはありませんが、肌の奥の真皮層に届いて真皮の成分にダメージを与え、ハリの低下やたるみを引き起こします。一方UVBは肌の表面にダメージを与えて炎症を起こさせるとともに、メラニンの生成を促します。これを『サンバーン』と呼びます。UVCは大気層で吸収されるため、地表には到達しません。
よく聞く『SPF』や『PA』とは?
SPFとはサンプロテクションファクターの略で、UVBに対する防止効果を数値で示すものです。日本で売られているUVケアアイテムでは、SPF50+が最大値です。PAはUVAに対する肌の防衛能力を示すもので、+から++++まであります。
何を基準に使い分ければいいの?
多くのUVケアコスメには『紫外線吸収剤』が含まれており、肌トラブルを抱えていると肌荒れの原因になる可能性があります。そのため日常的に使うものは、SPF25~35でPA++以上のものを使用し、アウトドアではSPF45以上でPA+++以上のものにするなど、使い分けをすると安心です。室内にも紫外線は入ってきますが、UVBはガラスでカットされてUVAのみ入ってくるので、一日部屋で過ごす日はPA表示の高さで判断しましょう。
用途や目的によって使い分けるUVケア厳選4アイテム
子どもの肌を考えたやさしさが魅力 JOYCELEE アロマUVカットミルク
メイクの仕上げやお直しにも最適 イハダ 薬用フェイスプロテクトパウダー
UV対策をしながら美白*をかなえる『ジーノ』ホワイト アミノホワイティブベース
*メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐこと
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構成・文/岡崎久美子